光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2013年3月22日金曜日
追憶 395
光の杭によって苦しむ女は、恨めしい目付きをわたしに向けた。
その目は闇夜のように真っ黒に染まっていたが、そこから黒い液体が流れ出て涙のように頬を伝った。
わたしは再度光の杭を作り出し、それを女に向かって投じた。
それから、何本もの光の杭が女の身体に突き刺さった。
女は悶えるようにして仰(の)け反る。
相当苦しいのか、先程までの怒りの感情が和らぎ、苦しみや恐怖の感情へと変わっていくのを感じた。
「くそぉぉぉぉぉ!!!」
女は下劣に叫び、消えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿