この世界における物理的な現象には、そのすべてに"タネ"が存在する。
手品師は、物理的な現象を技術によって奇跡のように見せる。
見ている人達には、それはとても驚くべきことのように思えるが、手品師には、そこに因果関係が存在していることが分かっている。
手品師も同じように驚いていれば"奇跡"である可能性も高いが、残念ながら、手品師は事の顛末(てんまつ)を知っているのである。
宗教に携わっている人達の主張する"奇跡"とは、わたしには、手品師の行う手品よりも、何倍も何十倍も優れた"タネ"によって現された物理的な現象だと思えて仕方ないのだ。
歴史は、同じことを違う表現で繰り返しているに過ぎないだろう。
何かあれば驚きはするが、どういう訳かそれを目新しいとは感じないのである。
恐らく、本質的には同じことを繰り返しているからだろう。
そのため、わたしは宗教に携わっている人達のように安易に"奇跡"というものを信じるこ
とが出来ないのである。
とが出来ないのである。
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