彼女達は、いじめや暴力や殺人や戦争を悪だと言った。
しかしながら、彼女達の思考は、根本的にはいじめや暴力や殺人や戦争を行う人達と変わりないように思える。
もちろん、彼女達は暴力的ではないため、いじめや暴力や殺人や戦争を行う人達とは、表現方法が異なっている。
しかしながら、それぞれに共通しているのは、悪が存在するという考え方なのである。
いじめや暴力や殺人や戦争を行う人達は、自分の思う悪に対してそのように行為しているだろう。
いじめや暴力や殺人や戦争を行う人達は、自分の思う善に対して、そのような行為は行わないのである。
仲間に対しては、誰もが優しく振る舞う。
仲間に対して、愛情を以(もっ)て厳しく振る舞うことと混同してはならないが、人は敵に対して暴力的に行為してしまうのである。
彼女達も、口調は穏やかであったが、いじめや暴力や殺人や戦争を悪と見なしていた。
それを行う人ではなく、行為自体を悪として扱っていたのかも知れないが、自分の仲間がいじめや暴力や殺人や戦争の犠牲者になった時には、暴力的に行為した人を責め立てるに違いない。
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