次の週の日曜日にも、同じ宗教の勧誘がやって来た。
この間の若い女性が、別の年配の女性を連れてやって来たのである。
若い女性は、多少の慣れもあってか、前回よりは気さくに話し掛けてきた。
わたしは、いつもの調子で穏やかに言葉を返した。
今回の年配の女性は、前回の年配の女性に比べると、自分自身に自信を持っているように思える。
まるで、迷える子羊でも見るように、わたしに対して微笑みを浮かべていた。
わたしを哀れんでいるのだろうか?
年配の女性からは、わたしに教えたいという意気込みのようなものを感じたが、それを隠しているようである。
わたし達は、前回のように当たり障りのない言葉を交わした。
若い女性は、本題への入り口を探しているようであった。
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