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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年3月3日金曜日

追憶 1635

それは、荷物が暴れたくらいの場所だったかも知れない。
何かを感じた気がした。
わたしはそこに決めた。
ビールを開けて斜面に突き刺した。
その横に腰を下ろし、ただ静かにしていた。
風が枝葉を揺らすと、木漏れ日が遊んだ。
わたしはそれを美しく感じたが、いつの間にかにどこからか漂ってくる生臭い匂いも感じていた。
それは少しずつ強くなっているように感じられた。
不快感が明らかになったのは、吐き気に襲われたからである。
背後に気配を感じて振り返る。
しかしながら、そこには何もいなかった。

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