光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年3月16日木曜日
追憶 1648
屍になった蛙のような何かを膝(ひざ)に抱えると、わたしの右手は再び光の十字架を創造した。
それを掴むと、そのまま蛙のような何かに突き刺した。
すると、蛙のような何かの影が消え去り、全体が光を放ち始めた。
光量と共にその姿が砕けていく。
水面に輝く光の粒のように、蛙のような何かは分解された。
この光の粒が、蛙のような何かの口の中で苦しんでいた彼等なのではないかと思える。
そう考えると、わたしは安堵(あんど)するのであった。
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