光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年3月19日日曜日
追憶 1651
女性は語った。
”わたしはアメウリノミコト。長くこの場所に住む者です。最近、どこからか流れて来た者が暴れていたのです。その者は多くの苦しみを抱えており、何とか助けようとしましたが及びませんでした。そこで手助けを頼んだのです。これでようやく、この場所にも安楽が戻るでしょう。”
そう語ると、目の前に天女のような女性が現れた。
彼女は軽やかに宙を舞い、か細い腕に透き通るような羽衣(はごろも)を遊ばせていた。
その姿はまるで、優美で気高い風蘭(ふうらん)の花ようであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿