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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年3月20日月曜日

追憶 1652

わたしはアメウリノミコトの美しさに見とれていた。
わたし達は多くの言葉を交わしたように思うが、何の言葉も交わしていないかも知れない。
ただ、彼女は別れの際に”飢えないように食べさせます”と言い残して消えた。
彼女はわたしに食料でも与えてくれるのだろうか?
それとも、霊的なエネルギー(元気や生命力?)でも与えようというのだろうか?
彼女の言葉の真意は分からなかったが、礼を伝えて腰を上げた。
下山していると、不意に目の前に大きな雌鹿が現れた。
その瞳と毛並みは美しく、野生の鹿でないことはすぐに分かった。

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