光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年3月17日金曜日
追憶 1649
光の粒は上昇を続け、やかで大きな光の中へと消えた。
それを見届けると、自然に瞼(まぶた)が開いた。
森の中は、以前よりも明るくなっているように思える。
先程まで漂っていた重たい空気は無くなり、鳥のさえずりが聞こえる爽やかな風が届いている。
地面に置いたビールは、地面に深く差し込んだにもかかわらず倒れていた。
蛙のような何かが食べたのかも知れない。
わたしは缶を逆さにして、中身を空にした。
手向(たむ)けのつもりである。
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