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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年8月19日金曜日

追憶 1439


”私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも”

わたしの頭の中には、再びこの歌詞が流れていた。
振り解きたかったが無駄であった。
わたしは資本主義的な考え方に活路を見出すことができなかった。
わたしの中では、資本主義的な考え方を中心とした生き方はゴールを迎えたのである。
しかしながら、Nにとってはここからがスタートなのであろう。
これから、社会に携わることによって資本主義的な考え方を学び、様々な経験を通じて人間としての成長を実現しなければならないのであろう。
それは、現代の資本主義社会において生きる術を身に付けるためには必要な考え方なのかも知れない。
多くのお金は必要ないだろうが、多少のお金は必要である。
それは、国に生きる以上は、法律によって税金を収めなければならないからである。
そのため、戸籍を持つ以上は、お金から完全に切り離された生き方を得ることは不可能なのではないだろうか?
どのような人生を生きるにしても、まずこの国の法律の中で生きる術を身に付けなければならない。
目の前に資本主義が広がっているのであれば、最低限の経済力を身に付けていなければ、選択肢を得ることも出来ないのである。

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