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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年8月17日水曜日

追憶 1437

時間の力は強力である。
Nの心(考え方や価値観)が次第にわたしから遠ざかるのを感じる。
少しずつ、常識に犯されていく。
それは、わたしとの時間が減り、常識を信仰する人達との時間が増えたからである。
わたしが正しいということを言っているのではない。
すべての価値観が正しく、すべての価値観が間違っているのである。
わたしの立場としては、Nには常識に染まって欲しくない。
それは、常識に染まったわたしは、21歳くらいの頃に自殺を考えたこともあるからだ。
わたしにとって、常識的な考え方や価値観は苦痛に違いないのである。
その経験から、わたしはNをその道へ進ませたくはないのだ。
しかし、これはわがままであろう。
わたしは常識的な考え方や価値観に触れてみて、それがどのようなものであるのかを学んだ。
Nはまだ、それを学んでいないのである。
そのため、学ぶ必要があるのだ。
それを学ぶためには、わたしの考え方や価値観からは離れなければならないだろう。

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