このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年1月26日月曜日

追憶 870

わたしはもう一つ気が付いたことがあった。
それは、わたしの胸元まで達していた黒い水が、跡形もなく消えていたということである。
これによって、わたしは自由を阻(はば)む黒い水を気にかける必要がなくなった。
そして、目の前の悪魔は項垂(うなだ)れていて、身動き一つしなかった。
わたしは大人しくなった悪魔を見て、良い方向に進んでいると確信した。
それは、怒りの感情が消え去ったからである。
悪魔は霊的な存在であるから、生死は関係の無いことである。
霊的な存在と向き合う時に大切なことは、その状態がどのようなものであるのか?ということだけなのだ。
怒りの感情に支配されていた状態が解消されたということは、状態が展開したということが言える。
それも、穏やかな状態になったのだから、好転したということが言えるだろう。
そして、黒い水が消え去ったという状態の変化も、その理論を後押ししているのである。


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