光が去ると、わたしは悪魔の前に立ち尽くしていることに気が付いた。
	あれは幻覚であったのだろうか?
	しかしながら、わたしの心の中には温かいものが残っていた。
	わたしはあの人たちの世界に引き込まれ、その問題を解決したので、元いた場所に帰って来たに違いない。
	霊的な世界は実に不思議である。
	そこには無数の世界が四方八方に、それも立体的に繋がっている。
	それは、まるで球体のようでもあり、アメーバのようにも感じられる。
	これは、世界観と現すのが良いであろう。
	人間にはそれぞれに個性があるように、霊にもそれぞれに世界(世界観)があるのである。
	わたしにはその構造を理解することはできないし、どうやって向かうのかも分からないが、霊たちに導かれるままに辿り着くのだ。
	現在、わたしがいるのは悪魔の所有する世界だということである。
	
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