光の天秤 -自叙伝-
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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2014年5月31日土曜日
追憶 630
彼を見た時、わたしは心が躍動するのを感じた。
天使に会った時にはいつも、恋人に巡り合った時のような高揚感を得るものである。
すぐにわたしは左の腕を胸に当て、右腕は地面と水平になるように真横に伸ばした。
そして、それと同じ要領で反対の動きをした。
昔のヨーロッパの貴族の挨拶を派手にしたような形である。
その後に両腕が胸の前で交差するようにたたまれて、そのままの姿勢でお辞儀をした。
これはきっと、天使の挨拶である。
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