このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年5月17日土曜日

追憶 616

苦しんでいる人にとっては、それが微かな光であれ大きな希望となる。
彼らにとっては、わたしという小さな力でさえ、大きな希望の光として見えたのだろう。
彼らはわたしに助けを求めているが、わたしの力が不足しているために引き込まれようとしていたのではないかと推測する。
多くの人はこのような状態を「悪霊に呪われている」というネガティブな解釈に持っていくが、わたしはそうは思えない。
助けを求めている人は善人だろうと悪人だろうと縋(すが)り付いてくるものである。
助けを求めてくる霊が悪霊であるのならば、この世界には何の救いもないだろう。
わたしたちが溺れているのならば、相手のことを考える余裕などなく、無意識に縋り付いてしまうのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿