光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2014年1月8日水曜日
追憶 487
わたしは意を決して、自らの中に膨れ上がった感情を解放することにした。
その場に跪(ひざまず)き、両手を伸ばして扉に触れた。
感触だけで、その扉が重たいものであると理解できる。
錆び付いて、埃(ほこり)にまみれているこの扉を開くのは簡単なことではないだろう。
しかしながら、わたしにはその扉を開く義務がある。
なぜそう感じるのかは分からないが、わたしにはそうしなければならない責任があるような気がしてならないのである。
それは、わたしがこの扉の目の前にいるからであろう。
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