扉をこじ開けようとするほどに、わたしは心を乱していった。
扉の封印が解かれるのに比例して、わたしの心がまるで破滅的な性質に対して傾いているようである。
わたしは自らの心の状態に苦しんでいた。
そして、扉を開こうとする行為に対して疑問が生じていた。
扉を開こうとすると苦しみが増しているように思える。
苦しみが増してしまうのに、これ以上扉を開く必要があるのだろうか?
扉の奥には更なる苦しみが存在しているのではないか?
何のために、わざわざ危険を犯すのか?
わたしの心の中には、扉を開きたいという欲求とそれを止めようとする葛藤が渦巻いていた。
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