Hさんの心に触れ、その問題点と改善点に気付かされた。
それは、Hさんのものであるけれど、同時に自分自身のことでもある。
人は人と接することによって自分自身を見つめることができる。
「他人は自分を映す鏡である」
このように言われているが、人は人と接することがなければ、自分自身のことすら分からないままなのである。
わたしはHさんの心と触れ合うことがなければ、人の心の中に深部を見ることもなかったであろう。
裏表があるという横の展開に気が付いただけで、縦の展開には気が付かなかったのではないだろうか。
わたしは今だに自分自身を省みることもなければ、人に対する思いやりも深めることができないでいたに違いない。
わたしはHさんの心の中に弱さを見たから、思いやりの気持ちが芽生えたのである。
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