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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年1月24日金曜日

追憶 503

苦悩の隠し場所が、Hさんの心であるならあの古びた扉の奥の暗闇の世界だったのである。
「本音を隠す」というが、人は心の中にもう一つ(もしくは複数)の世界を所有しているのだろう。
わたしも単純ながら、本音と建前という概念をいつの間にかに形成していた。
それはわたしが自主的に作りたかったものではなく、人間関係の中でいつの間にかに作らされたものであったのである。
主義主張の違う人が競合するのがこの世である。
人は誰もが競い合っている。
意識的にも無意識的にも、人は互いに競うのである。
ただし、競うということにも二通りの方法がある。
一つは高め合うという方法である。
そして、一つは蔑み合うという方法である。


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