光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2014年1月4日土曜日
追憶 483
意識が静寂に至ると、わたしは自らを導く大きな意思に従って進む。
わたしの意思とは違う力に導かれて、わたしはHさんの背中に手を伸ばした。
滑らかに運ばれる指先が天使文字を綴(つづ)り、それが金色に輝くのを確認して背中に押し込む。
背中に押し込んだ天使文字によって内部の破滅的な意識が押し出され、ゲップによってわたしはそれを認識する。
天使文字はカルテのようなものであるのかもしれない。
天使文字が心の中に存在する時には、状況に対する理解が深まるような感覚があるのである。
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