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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年1月20日月曜日

追憶 499

これは優しさである。
わたしはこの人の形をしたものに対して、思いやりの気持ちを持ったのである。
心の中に優しさが広がっていく感覚は、何とも言えない有意義な感覚であった。
乾いた大地が水で潤されるような感覚である。
わたしはこの人の形をしたものを助けることができると思った。
根拠は無いが、優しさがわたしに自信を持たせるのであった。
それは、優しさという感情が、この世界において建設的な性質を持つ力であるからであろう。
自信が確信に変わる時に、わたしは右手を前方へと突き出していた。

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