真っ白な世界は、Hさんの明るい面の心(外面)であるというのがわたしの見解である。
それは、表面的なものであり、容易いものである。
それは、顕在意識(けんざいいしき)というものであろう。
普段のHさんは、この部分の心を多用して生活をしているのである。
しかしながら、人生には厳しい状況は付き物であるために、「普通」の人は苦悩を覚えてしまうものである。
そして、その苦悩から逃れようとして自分を正当化する。
苦悩が存在しているにもかかわらず、自分を正当化しようとすれば、苦悩をどこかに隠してしまわなければならない。
苦悩を無かったことにしなければならないのである。
それが人の心であるなら、心を二重構造にして、その底の部分に押し込んで蓋(ふた)をするのである。
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