Hさんが本心を隠して、我慢しながら生きているのは、目の前の状況に対してそのように対処したからに他ならないであろう。
わたしたち人間は、目の前に起こる事象に対して、それを認識した後で対応しなければならない。
知らないものに心が反応することはないのである。
扉の中の世界は、幸福な場所であるとは思えなかった。
良いと思えないのであれば、目指してはいけないのである。
わたしたちは幸福になるために生きている。
良いと思える世界を築かなければならないのである。
Hさんにとっても、わたしにとっても、あの場所へ向かうべきではない。
目的が違っている。
行き先の違うバスに乗っても、良いことはないのである。
わたしは穏やかで優しい心を生きたいのだ。
Hさんにもそのように生きて欲しいのである。