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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年9月29日日曜日

追憶 386

わたしはこれまで、周りの大人たちの用意する常識を飲み込む以外に方法がなかった。
出された料理がどんなに口に合わなくても、それ以外に食べるものがなかったのである。
わたしは何も知らない子どもであった。
わたしは出される料理がわたしを生かすものだと信じ込んでいた。
今でも未熟であり、何も知らないことには変わりないが、しかしながら、わたしは周りの大人たちがわたしに押し付けてきた常識を判断しようと考え始めたのだ。
わたしは自分自身の経験から、それを自分自身で考え、自分自身で判断したいのである。
わたしはこれまでに多くの偏見を教わり、多くの偏見を生み出してきた。
その結果、わたしの心は乱れ、悪事を働いていたように思える。
自分自身の行いを人のせいにするつもりはない。
わたしがやったことは、わたしの責任である。
しかしながら、大人たちが子どものわたしを作り上げたのも事実であると思えるのである。
大人たち(特に親)が責任を以て子どもを導かなければならないと、わたしは自分自身の経験から学んだのである。

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