破滅的な意識というものは、人の心にとっては苦しいものである。
破滅的な意識は、人の心の毒である。
それは心の健康を蝕(むしば)み、やがて破壊する。
しかしながら、わたしがそうであったように、多くの人は破滅的な意識に対して危機感を抱いていないのが実情であるだろう。
それは、破滅的な意識によって傷付く心の痛みに気が付かないからである。
もしくは、その痛みに慣れてしまい、感覚が麻痺するからであろう。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったものである。
わたし自身も、自らの心に触れようと試みなければ、破滅的な意識が心に与える影響について気に掛けることもなかったであろう。
わたしの心は破滅的な意識に犯され、やがて破壊されていたに違いない。
母親が自らの破滅的な意識に対してどのような見解を所有しているのかは分からないが、この苦痛をダイレクトには感じていないだろう。
わたしはこの苦痛を母親に伝える必要があるのではないだろうか…
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