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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年8月13日火曜日

追憶 539

人は自分自身を正当化するものである。
この卑怯な思いに捕らわれない人は恐らくはいないだろう。
人は自らの思いや行いに思い付く限りの言い訳を用いて、罪悪感を感じないように努めているのである。
わたしが母親の心に対して自分自身のものよりも大きな嫌悪感を感じたのは、そこに自分自身を正当化することによって真実を覆い隠す「嘘」が存在していないからであろう。
客観視においては、「嘘」は役に立たないと推測する。
普段、わたしは瞑想によって自分自身の心に向き合ってはいるが、どこかでまだそこに自らを正当化するための「嘘」が存在しているということを忘れてはならないだろう。
無意識の内にでも、人は自分自身を正当化しているものである。
母親の心に触れたことによって、わたしは自分自身に対する客観視を得ることができた。
これは素晴らしいことである。

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