母親(他人)の心に触れることによって、わたしは自分自身に対する偏見を少しではあるが取り除くことができたのである。
それは、人の心に対して、以前にも増して深く侵入することができる可能性をわたしに見せるものであった。
母親の心に触れることによって得られる嫌悪感に対して、わたしはそれを問題であると認識している訳であるが、それを問題であると認識しているからこそ、それをどうにかして改善したいと思っていた。
わたしは自分自身の心の中に存在している破滅的な意識を改善することが、自分自身の心に平穏をもたらすことを知っていた。
わたしが母親の抱えている破滅的な意識を取り除くことができたなら、母親の心には何らかの平穏が導かれるのではないかと踏んでいるのである。
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