黒い霧の中の顔からは、強い恐怖の感情と、幸福を求める矛盾のようなものを感じるのである。
幸福を求めるのであれば、幸福を求めれば良い。
恐怖を求めるのであれば、恐怖を覚える状況が導かれるのは当然のことなのだ。
宗教に携わっている人達には、この矛盾が存在している。
頭の中では幸福を欲していながらもら、心の中では知らず識(し)らず恐怖を求めているのである。
人生においては、頭の中で考えることよりも、心の中に抱えていることの方が優先される。
そのため、宗教に携わっている人達が、"神"や教義に縋(すが)るだけで自分自身を改めることがなければ、どのように励(はげ)んだとしても、幸福を得ることは出来ないのである。
黒い霧の中の顔からは、宗教的な感覚を得た。
これは、宗教に携わっている人達と会った時に覚える感情である。
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