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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年4月28日土曜日

追憶 2029

大男と大蛇は、理由はともかくとして、争いの渦中(かちゅう)にいるのだ。
それは、決して、高度な方法ではない。
争うことは、未熟者の方法なのである。
争う時点において、水準が知れる。
それは、決して賢明ではない。
少なくともわたしには、彼等が賢明には思えなかった。
残念ながら、わたしには彼等を尊ぶことは出来ない。
自然界はある意味において暴力的であり、争いに塗(まみ)れている。
大男と大蛇は、自然の理に叶っているようにも思えるが、そうではないのだろう。
そうでなければ、わたしが気分を害することも、ゲップを吐き出すこともないはずだからである。
わたしは耐え切れずに、黒くどろどろとしたものを吐き出した。

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