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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年4月6日金曜日

追憶 2007

前向きな魂や天使に会う方が楽しいに決まっている。
その方が心地好いし、楽である。
気の合う人達と共に過ごす方が心に優しいことは明白なのである。
しかしながら、人生というものは、そういう訳にもいかない。
人生の目的は苦しむことである。
それは、理解を深めるためには、苦しみが必要不可欠な要素であるからだ。
それは、出汁(だし)のようなものであるだろう。
料理に興味の無い人は、出汁の重要性を理解しない。
出汁を取ることを手間だと思ったり、必要ないとさえ思うのである。
しかしながら、出汁の入っていない料理には、奥行きのようなものを感じることが出来ないだろう。
人生においては、苦しみを通過することがなければ、人格に奥行きを得ることが出来ない。
苦しみが無ければ、影を描かない絵画のように、詰まらない人生や人格になってしまうのである。



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