彼等の争いは、私欲に根差したものであるように思えたのである。
もちろん、それは直感としての認識でしかなく、何の根拠も無い推測(すいそく)に過ぎない。
しかしながら、わたしは彼等の争いに美しさや愛を感じることが出来なかったのである。
わたしは大天使ミカエルの力によって、霊的な存在に対して光の十字架を投じる。
それは、霊的な存在を"殺す"ことになるのだが、それは相手を救うための行為なのである。
それ以外の理由は存在してはいない。
わたしが霊的な存在と対峙する時には、私欲など思い付きもしないのである。