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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年2月9日木曜日

追憶 1613

バイクを走らせながら、わたしは体験を整理していた。
天狗は恐らく、あの土地の建設的な意識だろう。
それは、自然を豊かさへと近付ける力なのではないだろうか?
命を育み、拡大する力である。
大蛇は恐らく、あの土地の破滅的な意識だろう。
それは、自然を乏しさへと近付ける力だと思われる。
命を滅し、縮小する力である。
天狗は生を司り、大蛇は死を司る。
そして、その力関係によって自然の営みが決定されるのではないだろうか?
天狗の力が勝れば、あの土地は豊かさに近付き、大蛇の力が勝れば、その土地は乏しさに近付く。
わたしはそれを体験し、理解するために呼ばれたのだと思われる。
体験としては、わたしの役割が状況を決定したように見えるが、そのようなことは有り得ないだろう。
わたしは道具に過ぎない。
自分の意思では何の力も使えないのである。

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