山道の子どもは、わたしに学びを与えたのではないだろうか?
	
	
	わたしの中には建設的な意識である天狗も、破滅的な意識である大蛇も存在している。
	わたしの中でも天狗と大蛇は争っているのである。
	互いが別々の大義を掲げ、それぞれの理想を実現しようとしている。
	それは人の世の在り方であるかも知れない。
	しかしながら、それは不自然なことなのであろう。
	自然とは、共生することである。
	どのような命も、奪うために存在しているのではない。
	すべての命は与えるために存在しているのである。
	奪うために争っているが、それは滅びの道なのだ。
	不自然な人類だけが、自然環境を破壊してきた。
	人は不自然なのである。
	自らの内に争いを抱え、外に争いを生じさせる。
	内戦と戦争こそが人類のこれまでの歴史であるだろう。
	
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