光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2016年6月7日火曜日
追憶 1366
様々なことを回想していると、Rが話し始めた。
わたしは揺れる葦の葉先を遠くに眺めながら、Rの話に耳で触れた。
Rはたどたどしく言葉を並べる。
四歳の子どもが語彙(ごい)に乏しいことなど分かっている。
わたしはRの心を理解しようと努めた。
彼は、今の気分をどうにか言葉にして、わたしに伝えたいようであった。
「今日は、良い日だね」
Rは空を見上げて言葉を紡いだ。
わたしは何かが胸を打つのを感じた。
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