わたしがRの主張を退けると、当然のように自らを正当化しようと努めた。
子どもの得意な否定と質問の嵐である。
教育とは根気ではないかと思える。
以前、ショッピングモールでRが約束を破ってゲームを続行しようとしたことがあった。
わたしとHはそれを咎(とが)めた。
それは約束を破ったからである。
すると、Rはショッピングモール内で一時間以上もの間大声で泣き続けた。
周囲の反応は想像の通りである。
金額でいえば200円程度、時間でいえば5分とかからない。
しかしながら、わたしはそれを許さなかった。
父親のYであれば、それを許しただろう。
その腹積もりでRは泣き喚(わめ)いたのである。
駐車場まで無理矢理に連れて行き、車に押し込めて帰路に着いたが、そこでも一時間泣き喚いた。
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