人が楽をして金を稼ぎたいという欲は、人力を工業化し、更にそれをIT化へと変化させ、更にはAI化へと歩を進める道筋を構築した。
それは、より楽で、効率的であり、合理的な道を選択した結果である。
その結果、金持ちの割合は増えた。
一部の人は、以前にも増して贅沢に暮らせるようになったのである。
今日の日本では、世界的に見て、貧しい生活をしている人の割合は少ないだろう。
お金や時間の自由が少ないという問題を抱える人は多いだろうが、自らが拒絶しない限りは、誰もがある程度の文化的な生活を送ることが出来るのである。
それは、とても恵まれたことであろう。
しかしながら、その一方で、多くの人が豊かさを奪われたのも事実であるだろう。
多くの人が、自然と共存する豊かな人生を失い、不自然と共存する乏しさの中で生きることになってしまったのである。
それは、人が欲に従ってより楽に、効率的、合理的に自然から奪い取るようになったからである。
人が楽を求めることによって、自然環境は悲鳴を上げているのだ。
全人類が楽に生きるためには、地球がいくつ必要だろうか?
どれだけの自然環境を破壊しなければならないか?ということを考えなければならないだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿