光の十字架が箱に刺さると、わたしは強烈な吐き気を覚え、意思に関係なく口が開いた。
	すると、大量の黒い煙のようなものが吐き出され、瞬く間に頭上に広がった。
	黒い煙のようなものを吐き出すと、吐き気も消えた。
	わたしは疲労を感じていたが、女の子を助けるという使命感の方が優っていたのである。
	再び光の十字架を生み出すと、頭上の黒い煙のようなものに投じた。
	光の十字架は、黒い煙のようなものを金色の光によって優しく包むようである。
	光に包まれた黒い煙のようなものは、光の粒へと変容した。
	それは軽くなり、天の光へと向かって上昇していく。
	その美しい光景によって、いつの間にかに疲労は去っていた。
	
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