光の十字架によって、黒い煙は光の粒となった。
光の粒は黒い煙よりも遥かに軽く、自ずから天に向かって上昇するのであった。
天には一番星のように見える太陽のような光が存在し、光の粒はそこへ吸い寄せられるように上昇を続けるのである。
わたしは光の粒に対して感謝の気持ちを伝えた。
しかし、光の粒に対しての思いではなかった。
それは、黒い煙に対しての思いである。
黒い煙はわたしの歪みではあったが、この歪みのおかげで気付きを得ることが出来た。
これを所有していなければ、わたしは未だに愚かなままであっただろう。
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