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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年11月18日水曜日

追憶 1164

部屋に入り、わたしは中央の虎柄の座布団の前に、Aは入り口の座布団に腰を下ろした。
わたしはAに楽にしておくように伝えて、深い呼吸と共に瞼(まぶた)を閉じた。

鼓動が早まるのは、苦しみに会った喜びであろうか?
それとも、他の要因であるのか?
わたしが強く感じるのは、胸の奥にある歪みである。
これは、破滅的な意思を所有し、”病”の元になっている。
わたしが認識することができるAの抱える問題の中で、優先されるべきはこれであろう。
そこまで感じ取ると、意思に反して瞼が開いた。

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