このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年6月5日金曜日

追憶 998

日曜日は、Nとのデートの日である。
学校が休みなので、Nに予定がなければいろいろと連れ出していた。
わたしは出来る限りNを連れ出し、いろいろな場所に行きたかったし、そこで何かしらの経験ができれば良いと思っていた。
高校生では簡単に体験することができないことを、わたしなりに出来るだけさせてあげたいと思っていたのである。
わたしたちは10歳の年の差があったので、車を所有しているわたしはある程度自由に移動することができた。
わたしが住んでいる宇和島市は、市ではあっても田舎である。
車がなければ買い物も簡単ではないような環境であった。
高校生の移動手段の基本は自転車かバスである。
わたしはこの環境が長閑(のどか)で好きだが、若者はこれを不便と感じ、また変化の少ない生活を退屈であるとも思うだろう。
東京の生活に比べれば、やはり愛媛の生活は退屈なものである。
そのために、出来る限り様々な場所に出向いては、埋め合わせをするのであった。


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