上映時間まではかなりの余裕があった。
そのため、途中の町にある道の駅に立ち寄ることにした。
そこで少し休憩し、時間を合わせようと考えていたのである。
トイレを済ませ、即売所を物色する。
めぼしいものはなかった。
窓の外に映る雨は、強くなっているように感じる。
空には厚い雲が増しているようにも思えた。
それと比例するようにして、わたしは身体が重たくなったように感じていた。
思考は輪郭を失い、ぼやけた像を見せている。
わたしは立っていられず、Nに断ってロビーに置いてあるソファーに身体を沈めた。
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