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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年12月5日金曜日

追憶 818

これは、わたしに対する気持ちが迷いを振り切ったということを示しているのではないだろうか?
わたしは自然とNの手を取っていた。
後に聞いたことではあったが、Nがわたしを訪れた時には、交際をしていた彼とは別れていたそうである。
理由は分からないが、Nはわたしと共の時間を生きることを選択してくれたのであった。
Nの心が晴れたように感じたのは、わたしと元交際相手との間で不安定に揺れていた状態から解き放たれたからだろう。
Nにとっては大きな問題であったに違いない。
それは、痛みにも似た悩みであっただろう。
わたしはこの状況を喜んだが、それは素直なものではなかった。
Nの元交際相手のことを気にしていたのである。



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