わたしはこの思い(ナイフ)を本人に返さなければならなかった。
それは、因果の仕組みである。
人を呪わば穴二つという言葉があるが、自分自身の思いが自分自身を決定する。
誰かに対してネガティブに思えば、そのネガティブに思う心が原因となり、自らに仇(あだ)となるのである。
どのような思いであれ、それが返ってくる、そして、それが自分自身の原因となるということを覚えておかなければならないだろう。
人は自分勝手に思いを向けるが、それがどのような結果を導くのかを知る必要があるだろう。
誰なのかは分からないが、わたしはこの青年に対して思いを返さなければならない。
しかし、怒りの感情を抜いてきれいにした思いなので、決して災いを返すのではない。
ここが重要なのである。
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