朝から、わたしは嫌な予感に襲われていた。
胸騒ぎが続き、どうしても落ち着かなかったのである。
今晩はTさんという男性の予約が入っている。
自分なりに胸騒ぎの原因を探るが見当が付かない。
きっと、Tさんに関係していることなのではないかと思う。
わたしは嫌な気分のまま一日を過ごした。
前日か当日、もしくは何時間か前に、その日の光の仕事で会う人の抱えている問題や苦しみがわたしに届くということは良くあることである。
これは、光の仕事というものが、霊的存在たちの間での駆け引きによる影響によって、人間であるわたしたちが動いているという事情があるからである。
それが、Tさんの場合は朝から始まっただけの話であるだろう。
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