わたしは再び、瞼を閉じなければならなかった。
そして、右手がCさんの背中に天使文字を描き、それを背中に押し込む。
すると、Cさんを背後から眺める視点に辿り着いた。
そこでわたしは、Cさんの頭に絡み付くようにしている黒い動物の姿を見たのである。
吐き気に襲われて黒い煙のようなものを吐瀉(としゃ)した。
これは悪意であると理解することができる。
わたしはまた心が乱れ、怒りの感情が湧いて出るのを認識するのであった。
その時、黒い姿をした動物のようなものがわたしに気付き、いやらしい視線をわたしに向けたのが分かった。
しかし、その瞳を捉えることはできなかった。
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