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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年6月7日金曜日

追憶 472

わたしは後に自分の名前に関する面白い話を母親から聞くことになる。
それは、ここより何年も後のことであったが、わたしの名前とわたしの人生が関連性を持っているようでならないので、このタイミングで記すことにする。

わたしが生まれた時、両親はわたしに「真司」という名前を与えた。
そして、二人して町内の役場に出生届を出すために出向いた。
子の氏名には「松岡 真司」と記入されていた。
そして、それを提出する時、隣りにいた夫婦が提出しようとする出生届の子の氏名には「◯◯ 真司」と記されていた。
二人はそれを見て、名前を変えようと思い立った。
一度下がり、二人で思案した結果、真司の司るという漢字を除いて「真」の一文字を残し「まこと」と名付けた。
その瞬間から、わたしは「しんじ」ではなく「まこと」として人生を生きることになったのであった。

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