わたしはその時に心の平穏の有難さと、人を憎むことの愚かさを知った。
それに加え、小さな力の重要性を理解したのである。
しかしながら、その知識がすぐに実行されることはなかった。
わたしにはそれをすぐに成すことができるような力がなかったのである。
わたしは長い時間をかけて、友人に対する怒りの感情と闘い、それを制した。
友人に対する怒りの感情によって苦しんだことによって、わたしの価値観には大きな変化が起きたように思える。
少なからず、それ以前の自分よりは冷静であり、謙虚でいられるようになったと思っている。
わたしはできる限り、人を傷付けたくないと思った。
できるならば、人の役に立たなければならないと思えた。
わたしは自分の姿に恥じ入ったのだ。
そして、自分の未熟さに絶望したのである。
同じ過ちを繰り返してはならないと心に誓う。
わたしは「良い人間」にならなければならないと思うのであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿