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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年6月19日水曜日

追憶 484

怒りの感情が心を満たして溢れると、それを抱えきれなくなった自己はひび割れて崩壊し、やがて反省に至る。
わたしは絶望感によって自己を省みて、壊れた自己の代わりに新たな自己の形成をしなければならなくなった。
これまでの古い自己では、これ以上先に進むことができないということなのである。
それはわたしにとって良いことである。
友人や恋人、それに周囲の人たちを傷付けたという事実が変わることはない。
わたしの失敗と苦悩が過去から消え去ることはないのである。
しかしながら、わたしは失敗し、苦悩することによって未来の可能性を得たのである。
愚かな自分を見て、それを改善することができるのである。
わたしが人を傷付けることで苦悩し、絶望感を味わうことがなければ、それが「悪いこと」であると理解することはできなかったのである。

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