このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年6月15日土曜日

追憶 480

高校三年生の頃、わたしは小さくどうでも良いことで友人に腹を立てた。
当時のわたしにはそれは大きなことであり、どうしても許すことができなかったのである。
わたしはそれから、その友人が心底嫌いになってしまった。
保育園からの付き合いのある友人だった。
しかしながら、わたしは自らの感情をコントロールすることができなかったのである。
わたしは冷静さを欠いていた。
何が大切であり、何が無用なのかを正しく判断できずにいたのである。
わたしは友人を嫌い、汚い言葉を使って争った。
わたしの心の中には友人に対する怒りが渦巻き、それは一日中わたしを苦しめた。
それは日を増す度に大きな黒い炎となり、わたしを焼くのであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿