光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2013年2月2日土曜日
追憶 347
川原を進むと、小さな石が次第に大きくなっていく。
それに加えて、川が流れる音が耳に届いてきた。
先ほどまでは虫の鳴き声が聞こえていたが、今では川の流れる音の方が大きく聞こえてくる。
わたしが携帯電話の液晶画面を頼りに近付いてくるのに気付いて、目的地にいる何人かが声を上げた。
「誰?誰か来たよ!」
男女のそんな声が川の流れる音に乗って運ばれてくる。
大きな石を飛び越えながら、わたしは皆の所に辿り着いた。
そこには懐かしい顔が揃っていた。
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